制作日記~Kaoru Mizuki

2017 07
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「オーフィアス組曲」
音楽と文章からなる作品「オーフィアス組曲」を制作中です。キャラクター(動物たち)が現実と幻想の世界(生と死)を行き来します。キャラクターを通して、生きることの意味を追求するストーリーです。

生きることに意味はあるのでしょうか?みなさんはどうお考えになるでしょう?生きることに意味づけする必要があるかどうかは、私にはわかりません。

人の思いとは別に、自然は采配をふるい、喜びや悲しみをつれてくる。不条理な結果であっても、条理につながることすらある。人にとっては畏怖であっても、自然にとっては無為なること。生きとし生けるもの全ては、自然の流れにそっている。

このように無力で、無知なる存在のひとつが、われわれ人間であるのです。

登場するキャラクターは全て動物です。擬人化されております。擬人化の意味がわからないと以前ご質問を受けたことがありますが、それは2009年に亡くなったあるぬいぐるみ作家の存在があります。彼女、故宮島登志子さんは才能溢れる作家で、これから独自の作品を作ろうとなさっていた矢先に、53歳の若さで亡くなりました。彼女が若いときに制作したうさぎたち、また、死の直前、水のみで生き、痛み止めを打ちながら作った猫たち。彼、彼女らに息を吹き込み、生き物にすることで、亡くなった登志子さんの思いをつないでいけたらと、思いました。

彼女が亡くなる二ヶ月前、お電話で一度だけお話しました。「私はもう長くはありません。猫さんはいりませんか?生みの親より育ての親と言いますから。」などと話されたことをよく覚えています。

私は育ての親なのですから、彼、彼女たちを世に出す手はずを整えなければならないと思っていました。しかし、意気込みとはうらはらに、時間だけが経っていきました。(作品作りを始めたのが2010年、一旦ゼロに戻したのが、2013年。)

2013年暮れには音楽主流、文章主流の2シーンに分け、音楽主流の部分では不必要な説明を省き、聴く人の想像力にゆだねるように展開しつつありました。2014年5月下旬より、いよいよ本格的に曲作りに入りました。当初は打ち込みを多く使う予定でしたが、ピアノを主体とすることにしました。

2015年7月。一番の大作、オーフィアスバリエーションのスケッチが終了し、仕上げの段階に入りました。

2015年暮れには、オーフィアスバリエーションの後半1/3を仕上げ、2016年1月には、2011年に作曲したピアノとポエトリーリーディングのための「Addictus」を一部修正し、完成。2016年3月中旬現在、オーフィアスバリエーションの頭から、残り全ての仕上げに入っています。.

2017年6月、さまざまな事柄が落ち着き、ようやくゆったりとした時間がとれるようになりました。今後は、年内目指して、走ります。

ここには、6年以上も訪れ続けてくださっている方もいて、感謝しております。できることなら今後も懲りずに見守っていただければと、思っております。どうぞよろしくお願いします。















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 オーフィアス組曲 コメント(0)
「オリオン」
カイヤ=サーリアホさんの「オリオン」を聴きました。想像していたより、ずっとわかりやすい曲でした。この方の曲は、情景が目に浮かびます。また、根底に、シュタイナー学校で学んだ、何かがあるのかもしれません。

「オリオン」は3曲でできています。1曲めは「メメント モリ」 星々が生まれて、死んでいく情景が目に浮かびました。最終の繰り返しは、星の爆発による死でしょうか?この曲は、子どもさんでも理解できると思います。これを、繊細に、しかも大胆に表現できる精緻な技術と、感覚、そして耳の良さは、やはり凄い才能としか言いようがありません。

特殊奏法が曲にとけ込み、意味深いです。特殊奏法=自然として、私は受け止めました。

2曲目、「ウインター スカイ」こちらにも感激いたしました。流れ星が冬の夜空を流れていきます。そして、寒い寒い夜を、音色と空間の広がりで表現しているように思いました。冷気までも、音楽で表現されているなんて、素晴らしいとしか言いようがありません。

3曲目も聴きましたが、どう書いていいのか・・・今は書けませんので、後日書きます。

ところで、次の日に、バッハのブランデンブルグコンチェルトの5番を聴きました。この曲にはみるべきものはないと言う方もいます・・しかし、サーリアホさんの曲を聴いてからというもの、バッハも彼女に影響を与えているのではないか?と感じました。全く曲調は違いますが、根底にあるもの、またバッハなど、西洋クラシック音楽から得たものが、彼女の奥底にあると確信いたしました。

サーリアホさんの作品は歴史の流れにのっていると感じ、バッハにも聞き惚れてしまいました。

これから具体的に書き進めていく、「オーフィアス組曲」にも、大きな影響が及びそうです。数年前に書いた部分、「津波」も手直しする必要が出てきました。(この作品のはじまりは、猫の一家が、津波から逃げるところから始まるのですが・・ご夫婦は流されて、子猫だけが助かります。)

それから・・サーリアホ作品の指揮、エッシェンバッハさん。この方、ピアニストでしたが、元々は指揮者になるつもりだったとか?私はあまりよく聴いたことがなかったのですが、縁あって、秋にピアノを、生で拝聴させていただくことになりました。楽しみです。







 楽曲分析と演奏 コメント(0)
HPリニューアル
全部ではありませんが、だいたい終わりました。このblogもHPに組み入れ、リンクを貼ってあります。


今はもう、解き放たれた気持ちになり、何も考えず創作に集中できる環境となっています。昨日はほんの少し、サーリアホさんの「オリオン」を聴きました。この方の曲は、すごくインスピレーションが豊かです。星の流れが目の前に浮かびます。また、音の動きが立体的です。

他にも書きたいことはありますが、昨日は疲れてあまり聴けませんでしたので、聴き次第書いていきます。

彼女の曲を聴いていますと、視覚にも訴えかける面が多いこと。物語性があるように思います。その点でも、私は興味を惹かれました。今書いているオーフィアスには、台本がありますので...

いずれにしても、もっと聴きこみます。現代音楽で聴き込みたいと思う曲は、他にもありますが、今のところは(私の中では)サーリアホさんが一番です。武満徹氏の曲から影響を受けていると、どこかで読んだ記憶がありますが、私の感覚では、ちょっと違うと感じます。私はあまり、武満さんの曲は好きではなかったんです。それなのに、彼女の曲には、すごく共感をもてるし、何より、理解できることが大きな違いだと思います。

しばらくしたらまた書きます。


(少し、自分の時間がとれるようになってきましたので、更新の頻度もあげることになるでしょう。)
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終わりであり始まりのとき
私にとって終わりであり始まりのときを迎えました。6/30に、再び実家に行き、名古屋に立ち寄り、最後の整理をしてきました。これで亡き父のことで、遠出することはありません。あとは目星をつけておいたお墓を、散歩がてら見に行くだけです。

3月下旬より約3ヶ月間、目の回るような忙しさでした。ほぼ休みなく進んでまいりましたが、どうにかなるものです。

今後はしばらく音作りに使っていなかった、パソコンを買い替えたり、整理整頓していかないと、思うような音は出ないと思います。デモを渡すにしても、ウインドウズマシンと併用したほうが楽なので、こちらもコンパクトなものを買い足します。macも、新しいものに買い替えようと思います。これ、7年も使いましたから。

うちはまだOS9もあるのですが、使い勝手がよいので、置いておきます。

曲は、のんびりとした実家の近所のホテルで、ひらめいたことがありました。これもサーリアホさん、西洋思想の影響があるのですが・・自然との対話というものを具体的にどうやって表現するかということ。サーリアホさんはそれを体現しておられます。CDを買いまして、まだよくは聴けておりませんが、そのへんを探ってみたいと思いました。

7年間、ほぼ、音楽の「仕事」からは離れておりました。「仕事」もご要望があれば、手がけますが・・・作品作りをメインとして邁進します。2010年以降は、環境が整わず、苦労しました。それでも節目というものはあるものだと、実感しております。

先日も洗脳のことを読んでおりまして、宗教や政治における洗脳だけではなく、われわれは誰しも思い込むことがあるということ。狭い狭い世界にいれば、これしかないと思い込んでしまうのですね。それも洗脳の一種なのです。ですから、専門、専門とあまりにも一直線にいくより、他をみたほうがいいと思いました。

他をみて、再び自分のいた世界を眺めることによって、原点回帰でき、自分がめざしていた本当の道が確認できるんです。きっと私がここ20数年来歩んできた道は、経過であり、その道にこだわっていても先はなかったのだろうと思います。本筋といいましょうか、自分の歩むべき道をみつけるのに、29年もかかっているって、あまりにも長いですよね・・・

私は何か一つを理解するのに、長いことかかる人です。幼少のときに目指していたことに、これからは戻るのだと思います。第二の人生という言葉がありますが、多くの方は幼少の時に目指していたことに戻れば、最もうまくいくと思います。理由は、幼少の頃に好きだったこと、得意だったことが本質だからです。

私も、本質に戻りつつあります。年内には多くが本質的な書き方になるだろうなと思います。

それはともかくとして、7という数字は節目をあらわすと感じます。7×4=28〜9 29年・・・これが土星の周期なんです。こういうものと我々は多少は連動しているのかもしれません。

それから・・・HPの件。これから手直しします。7月中旬手前には公開します。今度は、このblogもHPの中に入れようと思います。多少西洋占術にも触れますが、1%レベルにおさえます。



 その他 コメント(0)
HPリニューアル中
ここ数日間、プライベートモードにさせていただきました。作曲に集中することができるようになり、他のことは最小限度にするべき、との思いが高まってまいりましたが・・・今、HPをリニューアル中ですので、連絡先が電話しかないのでは、不都合であると思い、こちらを開けておくことにしました。

オーフィアスのこと。ようやく進められる状態になっています。今まで書いたところを見直してみて、慌てているところは全て捨てることにしたこと。人にわかるように書くことは大切ですけれど、売らんかなと思えるような部分も、ばっさりと捨てました。

2010年から文章を書き始め、曲は一部2011年からかかりました。紆余曲折があり、全ては完成しておりません。現在は、前のジャンル(教育用作品)をお断りして、7年経っております。この間に、価値観を覆されるようなことがあり、精神の根底に当たる部分が変容したと思います。

創作物も変わってあたりまえです。7年前の書き方で終わるなら、だめですね!今後が本当の創作だと考えています。最も私が変わったのは、サーリアホさんの曲を聴いてからです。なんといいましょうか・・彼女の作品は、真実なんです。彼女の真実に導かれて、本当の意味で、音楽に復帰しようと思いました。

また、西洋思想・・西洋占術を通して勉強したことにより、苦難が人間を成長させるのだ、ということを悟りました。われわれと古代の人間とは、変わらないことを知り、古典を見つめ直したいという思いになってきています。

いずれにしても、2017年6月中旬より、本当の創作をはじめることになりました。(これは自慢ではありませんが、私の予測どおりでした!)よろしくお願いします。





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