制作日記~Kaoru Mizuki

2018 04
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歌曲
私は歌が苦手でした。今はかつてほどではありませんけれど、歌を中心に音楽を聴くことはありません。

オペラでも、「有名歌手が出ているから聴いてみよう」などとは思いません。
今でも、疲労困憊のとき、神経痛のときなどは避けて通っております。疲れたときには、ピアノ曲、室内楽がしっくりきます。

以前根を詰めすぎて、神経を病んだとき、1週間も身体を横たえることができないことがありました。背中が痛くて痛くて、眠れなかったのです。

しかし、一週間後、ショパンのピアノ曲を室内楽にアレンジしたものを偶然耳にしたところ、痛みがすーーっとひいて、身体を横たえることができました。あのときの経験から、私は音楽の力を信じられるようになりました。

私にとって音楽とは癒しと救済であるのです。学問のための音楽もあって良いと思います。しかし、実体験と自分の持ち味を考えれば、この分野に手を染めたいとは思いません。つまづくことは目にみえておりますのでね。

カルロス=クライバー氏の影響により、オペラの鑑賞頻度が増えております。私は、オーケストラ、楽曲、指揮を中心として聴いております。歌は、音程がふらついたり、極端に下手でなければいいんです!有名歌手でなくても全く気にしません。歌っぽいより、器楽としての歌が好みです。歌詞聞こえなくても構いません。外国語わかりませんので。

バックと一体化しているような演奏が好きですね。

最近、上腕神経痛で、痛みを抱えながら過ごしております。そんなとき、金切り声の歌(上手くても下手でも)を聴くことは、決して嬉しくありません。どんなにうまくても、高音域で必要以上に大きな声を張り上げたり、妙に重苦しい歌い手は、避けて通っております。また、歌を器楽として聴く癖がありますので、音程がふらついていると、気色が悪くなりますので、ばちっと切っております。

大きな声が出せる=聴いていないということではないかと、推測しますが、間違っておるでしょうか?
検索により、カラヤン=ウィーンフィル=バトル女史の「春の声」をみつけました。

私、バトル女史の歌は聴いたこともありませんでした。しかし、この方のように、高音域でもピアニシモが美しかったり、オケとコンチェルト風な味付けで歌えているのを拝聴させていただき、食わず嫌いも返上できると思いました。カラヤン氏もオケの方たちも演奏していて嬉しそうです。

他に、世界の第一人者と言われるロシア出身のマリアなんとかというソプラノ歌手の演奏を聴いてみました...しかし声質が重っ苦しく、好みではありませんでした。うまいのでしょうけれど、趣味じゃないと思った次第です。

「春の声」を聴き比べてみて、バトル女史が最も好みにあいました。日本人歌手は、うまいとは思いましたが、うまいだけで、私の感性には合致しておりませんでした。

さて・・・自作品のこと。いよいよデュオの曲は、あと2日くらいで仕上げられそうです。3月いっぱいであげる予定が、母の介護、疲れからくる神経痛など、いろいろなことが重なり2週間ほど遅れてしまいました。他には、オペラ鑑賞がたたったのかもしれません。youtubeを聴いておりますと、時間を忘れてしまって、いけません!!

今後は浄書をしつつ、他の曲を同時進行させる予定を組んでおります。

ウィーンフィル=カラヤン=バトル 「春の声」




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オペラ「カルメン」
初めて拝聴させていただきました。フランスのフレデリック=シャスラン氏の指揮で、カルメンです。
バレンボイムさんのアシスタントをつとめておられたようです。ピアニスト、作曲家としても活躍中。現在は、エルサレム交響楽団の常任指揮者であると、記されておりました。

演奏は、バレンボイムさんのように、正統派でかっちりしており、説得力があります。私は大変気に入りました。
オケや歌、合唱だけではなく、舞台装置やバレエ、衣装などもみていて楽しいです。フレンチテイストを感じました。

先日の佐渡さんの演奏と比較して、あまりの違いに驚いております。ブザンソン1位といっても、過去のこと。今が最も大切なのでしょう。

生まれ持った才能と鍛錬の上で、チャンスをつかんで出ていかれたのでしょうね。>シャスラン氏
少し前に来日して、新国立劇場でオペラを振られたとありました。次回来日されたら、聴きに行くことを決めました。

それからクライバー 氏の40年前の演奏、音質も映像も悪いのですけれど、強固な音楽への意志がうかがえます。霊感などではなく、彼独自のアプローチによるものだと思います。
オペラに並々ならぬ興味が沸き起こってきたところで、譜面をみながら細かく分析したいと思い始めています。

自作曲は、あと1週間くらいでピアノデュオの曲をあげる予定です。オペラ鑑賞は息抜きでしたが、こちらのほうも作曲に大いなる影響を与えてくれる予感がしています。


カルメン フレデリック=シャスラン氏の指揮 バスティーユオペラ劇場





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佐渡さんの演奏を初めて拝聴いたしました
ここのところ、カルロス=クライバー指揮 のオペラを鑑賞する毎日です。カルメン、ボエームなど。ボエームは日本公演(私が伺ったときの)舞台がyoutubeにありました。

あのとき、クライバー 氏のボエームのレコードは出ていなかったため、カラヤンのを手に入れ、擦り切れるほど聴いた覚えがありました。スコアも買い、ピアノで弾いて楽しみました。プッチーニも彼の作品も、クライバー 氏にも、オペラにもほとんど興味はなかったのですけれど、なんとなく足を運んでみた演奏会で、曲の良さに心を奪われてしまい、現在があります。

スカラ座の公演をみて、初めてオペラに目覚めたといってよろしいと思います。その後の人生、特に老齢になってから、あのときの感動は大きく作用していると思います。しばらく、西洋クラシックからは遠ざかっておりましたが、今はまた本格的にやってみようかとの思いにかられています。

クライバー 氏の演奏を聴きがてら、たまに、日本の指揮者の演奏も耳にすることがあります。少し前に、有名な佐渡裕氏のカルメンに当たりました。私は今まで彼には興味がなく、全く聴いたことがありませんでした。

で、視聴の感想です。ビゼーという作曲家の実力はすごいものだと私は思います。カルメンという曲の応援があるせいで、どんな人が演奏しても、それなりの形にすることができると信じて疑いません。(ボエームも同様)

しかし佐渡さんは、それさえも吹き消してしまうほどの激情の嵐のような演奏をされました。彼は、客観的に曲をみつめることを良しとしていないのでは?

そういう方法は間違っているとお思いなのでしょうか?

自分のほうが曲に入り込んでしまう。そういう解釈なんでしょうね。私に限っては落ち着いて聴いていられませんでした。改めて、クライバー 氏のカルメンを拝聴し、安心いたしました。

クライバー 氏の演奏はひどいと書いておられる、ドイツ在住の方もおられます。もちろん全てが良いとは言い切れないのですけれど、私は全てがひどいとは感じません。オペラに関しては、素晴らしいのではないでしょうか?

またクライバー 氏の指揮ぶりは、力が入っていないと書いている人もおられました。私は逆にそこがよろしいと思うのですが・・・外側から曲をみつめることが、どういうことなのか、よく知っている人だと思います。それは創作でも同様でありましょう。

佐渡さんのファンの方には申し訳ありませんが、私とは感覚が違うせいで、非常に疲れました。それぞれの価値観や感覚がありますので、好きならば一生応援してあげることがよろしいでしょう。



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ヴァレンティン=シルヴェストロフ氏と名演奏家
最近、ヴァレンティン=シルヴェストロフ← click という作曲家を知りました。

youtubeで作品を拝聴いたしました。私は良いと思うのですが、みなさんはいかがでしょう?上記の彼の考えは、私も同感です。調性があるとか、無調性であるとかで、良い悪いを決めつけてしまうのは、以前からおかしいと思っていました。

私も全てではありませんが、調性のある曲を書いています。思うところありまして、バリエーションも正統的な部分と、そうではない部分が混在しております。音楽界に挑戦しようなどという気持ちはさらさらありませんが、自分の考えと感覚で、一生続けていけるだけの財産を築けたらと思っています。(ここでの財産=お金ではなく、続けていけるだけの独自の基盤です。)


それから・・・

カルロス=クライバー氏の演奏。youtubeで海賊版のブラームス4番を聴きました。やたらとティンパニの音が大きいなど、バランスを欠いているものの、本当の音楽を聴かせていただきました。

不覚にも、ものすごい感動を覚えまして、何もいらないと思ったほどです。彼の演奏は、全てではありませんが、
人生を豊かにするだけではなく、方向転換も促すほどの、大いなる力(もし神が存在するならば、神の力です)がある
と思います。

クライバー氏にはご子息がおられまして、マルコさん(現在ユニテルにお勤め)とおっしゃいます。その方のHPにお伺いしまして、お気に入りの音楽を拝見しました。彼の中では、お父様のベスト=ブラームスの4番であるということ、おじいさま(エーリッヒ=クライバー氏)のベストはベートーベンのシンフォニーの3番と書いておられました。

お父様のベストがベートーベンでないところが頷けます。クライバー氏はベートーベンは似つかわしくないです。

他には、バレンボイムさん。youtubueにアンネンポルカの映像がありました。たまたま通りかかって聴きましたが、
この曲に関しては、最も良い演奏だと私は思いました。ついでに、モーツアルトのピアノコンチェルトの弾き振りも拝聴しました。こちらも素晴らしかったです。

バレンボイムさんは、私の幼少の頃はピアニストでした。その印象が強くて、指揮には注意を払っておりませんでした。しかし、今後は生演奏を聴かなければもったいないと思いました。私のお気にいりの演奏家の5本の指に入る方です。

それから・・・ヤンソンス氏。バイエルン放送交響楽団とともに来日されます。バイエルン放送交響楽団、すごく気に入ってますので、(すごく上手なので)チケットを手に入れることができればいきます。キーシンも一緒なので、楽しみです。

キリル=ペトレンコ氏、初めて聴きました。びっくりするほど良い演奏をされます。底知れぬ実力を持っておられる方です。日本人でこのような方はいますか?私は存じ上げません。よくわかりませんけれど、才能が満ち溢れている感じです。

曲はほとんどが古典〜近代までです。現代曲はメシアンまで。それ以降はごくたまに。最近、現代作曲家で良いと思ったのは、藤倉大さん。耳障りなところがありません。この方、相当耳が良いのではないでしょうか?

良い響きを追求している?シークレットフォレストという曲を聴きました。もう一人の作家の方とともに、尾高賞を受賞された楽曲です。もう一人の方の曲は、正直よくわかりません。(私は共感を覚えないし、最後まで聴く勇気がありません。最後まで聴いたとしても、二回は聴かないだろうという自信があります。)

私は普通の人ですので、魅力のある曲や演奏ならば、何度も聴きたくなります。でも音が汚く、神経を逆なでされるような曲は、一度くらいは好奇心で聴いても、CDを買ってまで聴きたいとは思いません。面白いだけではだめなのです。完成度や、音の楽しみは最低限必要です。

人によっては音楽=学問 哲学であり、難解さが必要でしょう。私はすぐにわかる曲を選びます。



ヴァレンティン=シルヴェストロフ
Last Love


シンフォニー 5番








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カルロス=クライバーの演奏
私がまだ若かりし頃、ミラノ・スカラ座の引越し公演がございました。この公演で、ムーティ氏クライバー氏が指揮をされました。拝聴させていただいて、西洋クラシック愛好家としての血が騒いだことを覚えています。

あのときは、ベルディのレクイエムも文化会館で拝聴した覚えがございます。本日、その数十年前のプログラムをみておりましたら、上記のお二方のお若い姿が写っておりました。

スカラ座公演の折、クライバー氏のレコード、「オテロ」を買い求めており、いまだにあのときのレコードは棚に眠っております。今は、プレーヤーがないので、聴くことができませんが、そのうちプレーヤーを買い求めることになるでしょう。

というのは、youtubeでクライバー氏のリハーサルを納めた映像を発見し、その流れで、トリスタンとイゾルデを拝聴したためです。前奏曲を聴いただけですが、今までのどの演奏より、深いものを感じました。アートというのは、ありふれたゴミのような出来事を、夢幻の世界まで引き上げることなんだと、強く感じさせられました。

クライバー氏はこの曲が好きだったのでしょう。加えて、文学性といいましょうか、音と文学とをつなぎあわせた解釈をしておられたようにも感じます。

リハーサルも大変興味深かったです。彼がいかに、譜面にこだわり、細かな表現を求めていたか、よくわかりました。
本番では無造作に踊るように、振っておられますが・・・


ウィーンフィルの新春コンサートも大変ユニークなものでした。春の歌、非常に個性的でしたし、楽しく聴かせていただきました。シュトラウスの「こうもり」、味付けの仕方が細かいです。

本日、トリスタンとイゾルデのCDを購入。頭の中をこの曲が駆け巡って、落ち着かないので、購入した次第です。

息抜きは空白の時間か、シュトラウスか?(新春コンサート)ということになっています。人間、変われば変わるものです。自分の心が乱されるジャンルからは、ずっと足が遠のいていくでしょう。今後はますます、芸術的なものを極め、堪能できるだけの教養を身に付けたいと思っています。

古典に戻っていくでしょうね。最近の日本では、古典なぞ全く役立たないと書いている方もいますけれど・・・音楽以外の分野でも先鋭的な仕事をしている方は、古典を研究されています。日本は金が儲かるのが良いというスタンスで、古典を捨て去ろうと思っている方々が多いようですね?そういう考え方である限り、学問や芸術は育たないでしょう。











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