制作日記~Kaoru Mizuki

2017 05
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元々マーラーが苦手でした。シンフォニーの5番はあの有名なアダージェットが入っているということで、まだ克服できそうと思っていました。良い演奏であれば、新しい発見もあるのではないかと、ギルゲエフさんの演奏を聴きましたが、マーラー嫌いは克服できそうにもありません。

ギルゲエフさんの演奏は、ショスタコービッチのシンフォニーの1番を聴き、素晴らしいと思いました。ショスタコービッチは有名な5番や7番がありますが、私からは1番がおすすめです。1番はまだ作曲技法の上では未熟であるかもしれませんが、新鮮で、見るべきものがたくさんあります。

さまざまな指揮者の演奏がありますが、ギルゲエフさんの演奏は、作曲者の意図を、重箱の隅をつつくように、丁寧に訴えかけてきてくれます。マーラー5番のアダージェットでも、映画音楽風には聴こえなかったです。

ギルゲエフさんはロシアの方ですが、ロシアのピアニストで、これは!と思う人にも巡り会いました。ご存知かと思いますが、チャイコフスキーコンクールの優勝者、トリフォノフさん。まだお若いのですが、過去の演奏家とは一線を画する演奏です。

ご自身を出すのではなく、曲優先。チャイコフスキーのピアノコンチェルトやショパンのエチュードを聴きましたが、実にかっちりしています。チャイコフスキーのピアノコンチェルトを聴かせていただいて、はじめて、演奏も創作との思いを感じました。彼の演奏からたくさんのひらめきをいただいています。

彼は将来的には、指揮者もめざしたらいいと思います。きっと良い方向に進むと思います。

そして・・・
ショパンのピアノソナタ3番を最近はみています。彼は女子供にこびている曲と、そうではない曲の二つに別れているのですが、こちらは後者のほう。彼はベートーベンに憧れをもっていた人だと思いますが、この曲では、ベートーベンから良い意味で脱却しています。

作風が現代的です。気づいていらっしゃる方もおられるでしょうが、5という数で統一されています。連打は2と3です。しかしモティーフの繰り返しなどは合わせて5になっています。意識的にそうしたのでしょう。なぜ、5にこだわったのかはわかりませんが・・・

それでいて、無機質ではなく・・・定規で線を引っ張ったような、無機質な作品を書く、現代の作曲家がいますが、そういう作品とは一線を画する曲。天に近いところにある曲だと思っています。

古典の流れに乗っている曲とは、このような曲をさすのでしょう。新しいものを生み出すにしても、古典の流れにのっとっている曲だけを勉強したほうが、効率的だと思います。1をみて100くらいのヒントをくれます。

この曲に関しては、キーシンの演奏が一番、作曲者の意図に近いと感じました


チャイコフスキー ピアノコンチェルト=トリフォノフさん









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