制作日記~Kaoru Mizuki

2017 10
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モラヴェッツのピアノ
日本ではあまり有名ではないかもしれません。私は中学生くらいから知っておりました。というより、お気に入りのピアニストの一人でした。わざわざ来日公演のために、大阪まで聴きにいったほどでしたが・・・

その当時習っていたピアノの先生に「どうでしょうか?」と尋ねても、芳しい返事が戻ってきませんでした。理由は中学生の私にはわかりませんでした。しかし・・・今ならわかります。それは彼が、自己主張しない弾き方、つまり曲がメインとした弾き方をしていたからでしょう。

その当時(40年以上も前)と今とでは時代が違います。モラヴェッツさんは今であれば、時代にあったピアニストとして日本でも受け入れられていたのではないでしょうか?現在では、トリフォノフさんなどに近いでしょう。曲を聴かせるためのピアノ。私は好きです。

今でも日本での評価はあまり芳しくないのですが、世界的には評価を受けているとか。80代になっても演奏活動を続けられるというのは、すばらしいことだと思います。普通は80代にもなれば、ぼろぼろのピアノしか弾けない人が多いのに、彼は衰えない。これだけでも尊敬に値する人です。

私が中学生のときに習っていたピアノの先生は、演奏というものは自己表現するものだと決めつけていた人かもしれません。これはこうするものだと決めつけて、先生の言うことをそのまま受け入れるような感じ。

もっと自由な解釈があってもいいのではないか?と私はその頃から思っていました。その当時は、作曲のピアノという言葉は全く知りませんでした。しかし、作曲をはじめて、何年か経つと、作曲のピアノという言葉をあちこちで耳にするようになりまして・・

作曲のピアノ=ピアノ専門のような弾き方ではなく、曲を生かす演奏方法で、抑揚が激しくない。音は非常にきれいといった感じです。うまく説明できないのですが、モラヴェッツさんはそちらに近い。

私は作曲のピアノのほうに共感を覚えるのです。エマールなどもこちらのたぐいです。

いろいろな弾き方があっていいと思います。こうでなければならないというのではあまりに窮屈です。日本では、封建的で、まるで、家元制度のようなシステムが横行していて、先生のいうことを鵜呑みにするような人が多いのかもしれません。こんな窮屈なやり方は、私には受け入れられません。

いずれにしても、一度聴いてみてください。

モラヴェッツ=ドビュッシー


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