制作日記~Kaoru Mizuki

2017 07
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オーフィアスバリエーション〜オーフィアスの火祭り
先月の終わりくらいには、天と地の戦いの太鼓の部分のスケッチが終わり、今はオーフィアスの火祭りというピアノソロのスケッチに入りかけています。いろいろ悩みました。

悩んだあげく、古典を基調とした曲にしようと思いました。加えてピアニスティック。黒猫のノアさんのピアニストデビューですから、ノアさんに花を持たせる意味でも超絶技巧であり、陳腐さを排した、厳しい曲調にしようと思いました。

ノアの父、故花吹雪猫三郎は名ピアニストでありました。養父ではありましたが、息子ノアを我が子のように大切に育て上げ、生前中はノアの生い立ちを告げることはありませんでした。

が、しかし、思いを残したまま亡くなったせいでしょうか?ノアがオーフィアスの火祭りの練習中に、冥界からひょっこりやってきて、水晶玉に姿を現し、ノアの実父が猫目石金平であることを語ります。この場面では、猫三郎が、「フレーズを長くとれ」と教えるところから入ります。

そのため、フレーズが長い曲を書くことが必要であったこと。ノアが「しろさんの書く曲は難しいや」と考え込む部分がありまして、そういう意味でも超絶技巧の曲が必要であったわけです。

今ショパンコンクールの真っ最中で、ピアノの好きな人は、いろんなことを書いておられます。そのなかに、日本人の女性の演奏のことを書いている人がいました。スピリチュアルな分野の方なのですが、「火のような演奏だ」と評しておられました。

幼少の頃の演奏と現在のショパンコンクールでの演奏が貼ってありましたので、聴いてみましたが、私は火のような演奏だとは思いませんでした。幼少の頃の、一生懸命さは今でも変わっていなかったです。もちろん成長はなさっていますが、彼女の音楽性は、一本気。遊びはありません。非常にお堅く、手堅い演奏です。

もしかしたら、先生がこのように指導なさったのでしょうか?彼女自身の音楽性は、私はあまり好きではないんですよ。

対して、フランスの破天荒なピアニスト、サンソン=フランソワさん。この方の演奏も聴きました。彼の演奏を聴いて、オーフィアスの火祭りへのインスピレーションが湧きました。ショパンのエチュードをきいて、心のうごめきを感じることができたのです。

火のような演奏と評された日本人の女性とは正反対の、心のうごめき。これこそが火のような演奏だと思いました。

コンクールで立派な成績を上げるのは素晴らしいと思います。何もしないで、ご自身をピアニストと自画自賛なさっているより、正しい生き方であることは認めます。(コンクール全般、挑戦もしないで、無駄である!と決めつけていいものかと思います。作曲の場合は、音になりますから、その面でも勉強になりますね。私は挑戦することは、むしろ良いことと思っています。結果はともかくとして・・・)しかし、やはり血の違い、文化の違いというものはどうしようもありません。

人間は生まれついたときから変わらないと思いました。もってうまれたもの、血、これらで一生が決まってしまう。

今日の朝、聴きながら寝入ってしまって、エラーを起こしていたyoutubeのシフラさんのピアノを再聴しました。うちは、都心の真ん中ですが、周囲を木々で囲まれています。森の中で音楽を聴いている雰囲気です。ショパンのポロネーズだったかと思いますが、古典の曲であるのに、現代にも合っている。無機質の時代でも、すごく合っているんですね。

古典の素晴らしさを実感しました。それから、テクノなども古典の上にあるもので、全く何もないところからは生まれてきてないんです。古典の歴史の上に、ある作品、そーいうものの素晴らしさは、名演奏でなければ実感できないと思いました。そしてクリエイティブの交流。独創的な演奏であるから、感覚を交換できるのだなぁと思いました。

そーいう演奏、今は少ないのではないでしょうか?上手な演奏はありますが・・・

サンソン=フランソワ ショパンのエチュード


シフラ ショパンのポロネーズ リスト etc



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